ハーブの種類一覧|30種類の名前・特徴・効能を写真で解説【ハーブ図鑑】
「ハーブの種類が多すぎてどれが何かわからない」「ハーブの一覧を見て自分に合うものを探したい」「ハーブの名前を調べたい」──ハーブに興味を持ち始めた方からよくいただくご質問です。
このページでは、JAMHA認定校であるヴィーナース メディカルハーブLABOが、ハーブの代表的な種類30種類を一覧で整理し、名前・特徴・効能・主な用途をわかりやすく解説します。
あわせて、アロマで使われる精油12種類、当校の受講生からよくご質問をいただく人気のハーブ21種類もリストアップしました。
ハーブ入門の調べものとしてご活用ください。
そもそも「ハーブ」とは何か
ハーブとは、香りや薬効を持つ有用植物の総称です。
語源はラテン語のherba(草)に由来し、古代から薬・香料・料理・化粧・宗教儀式など、生活のあらゆる場面で人類と関わってきました。
一般的には葉や花を利用するものを「ハーブ」、種子・根・樹皮など強い香味を持つものを「スパイス」と呼び分けますが、境界は曖昧で、ひとつの植物が複数の顔を持つことも珍しくありません。
くわしくは ハーブとは何か?種類と歴史 のページをご覧ください。
ハーブの種類はいくつあるのか
世界中で利用されているハーブは数千種類にのぼると言われています。
そのうち、日本で広く流通し体系的に学ばれているメディカルハーブは約100種類前後。
日本の代表的なハーブ専門資格であるJAMHA(日本メディカルハーブ協会)ハーバルセラピスト養成講座では、その中でも代表的な30種類のメディカルハーブと12種類の精油を学びます。
本ページの一覧もこの体系をベースに整理しています。
ハーブの主な分類(メディカル/キッチン/アロマ)
ハーブは用途や使い方によって、おおむね次の3つに分類できます。
同じ植物が複数の分類に入ることも多くあります。
- メディカルハーブ(薬用ハーブ)──健康サポートを目的に、ハーブティーやチンキ、サプリメントなどで利用される。
- キッチンハーブ(料理用ハーブ)──料理の香りづけや臭み消し、彩りに使われる。バジル・ローズマリー・タイムなど。
- アロマ・芳香用ハーブ/精油──植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)を芳香浴やトリートメントに用いる。
メディカルハーブ30種類一覧【ハーバルセラピスト学習対象】
ヴィーナースで開講しているJAMHAハーバルセラピスト養成講座で実際に学ぶ、代表的なメディカルハーブ30種類です。
それぞれの主な作用と用途を一覧表にまとめました。
| No. | ハーブ名 | 主な作用・特徴・用途 |
|---|---|---|
| 1 | アーティチョーク | 肝機能サポート、消化促進、胆汁分泌促進。 苦味成分シナリンが特徴。 |
| 2 | イチョウ | 血流促進、認知機能サポート。 葉から抽出される成分が広く研究されている。 |
| 3 | イブニングプリムローズ | 月経前のゆらぎ、皮膚コンディションのサポート。 種子油に含まれるγ-リノレン酸が特徴。 |
| 4 | ウスベニアオイ(マロウ) | 粘膜保護、のどの不快感ケア。 青紫色のハーブティーがレモンで色変化する。 |
| 5 | エキナセア | 免疫サポート。 風邪・インフルエンザの季節に親しまれる代表的なハーブ。 |
| 6 | エルダーフラワー | 発汗・免疫サポート、花粉の季節ケア。 マスカットのような甘い香りのハーブティー。 |
| 7 | カレンデュラ | 皮膚・粘膜の保護、抗炎症。 乾燥肌・敏感肌向けクリームやオイルの材料として定番。 |
| 8 | クランベリー | 泌尿器の健康サポート。 赤い実から取れる抗酸化成分が特徴。 |
| 9 | ジャーマンカモミール | リラックス・安眠・消化サポート。 リンゴのような甘い香り。 最も親しみやすいハーブのひとつ。 |
| 10 | スギナ | ミネラル補給、利尿サポート。 ツクシでお馴染みの植物の地上部を利用。 |
| 11 | セージ | 抗菌・口腔ケア、女性のゆらぎサポート。 料理用としても親しまれる。 |
| 12 | セントジョーンズワート | 気分のサポート。 医薬品との相互作用に注意が必要なハーブの代表例。 |
| 13 | ソウパルメット | 男性の健康サポート。 北米原産のヤシ科植物の果実を利用。 |
| 14 | タイム | 抗菌作用が高く、のどケア・呼吸器ケアに用いられる。 料理用としても万能。 |
| 15 | ダンディライオン(タンポポ) | デトックス・消化・肝臓サポート。 根を焙煎したダンディライオンコーヒーも人気。 |
| 16 | ネトル | ミネラル豊富、花粉の季節ケア、血液サポート。 栄養価の高い緑のハーブ。 |
| 17 | ハイビスカス | クエン酸・抗酸化、疲労ケア。 鮮やかなルビー色のハーブティーが人気。 |
| 18 | パッションフラワー | 鎮静・安眠サポート。 「植物性の精神安定剤」とも呼ばれる優しいハーブ。 |
| 19 | バレリアン | 鎮静・安眠サポート。 独特の強い香りが特徴で、ティーよりカプセル利用が一般的。 |
| 20 | フェンネル | 消化促進、お腹のはりケア。 甘く香ばしい香り。 スパイスとしても料理に使われる。 |
| 21 | ブラックコホシュ | 女性の更年期サポート。 北米先住民が古くから用いてきたハーブ。 |
| 22 | フラックスシード(亜麻仁) | 食物繊維・α-リノレン酸の供給源。 腸の健康サポートとして注目。 |
| 23 | ペパーミント | 消化サポート・リフレッシュ。 清涼感あるメントール香で世界中で親しまれる。 |
| 24 | ホーソン(サンザシ) | 循環器サポート。 赤い実と花を利用。 ヨーロッパでは古くから心臓のハーブとされる。 |
| 25 | マテ | 「飲むサラダ」と呼ばれるほどミネラル豊富。 南米で広く親しまれている。 |
| 26 | マルベリー(桑) | 食後の血糖サポート、ミネラル補給。 日本でも古くから親しまれる桑の葉。 |
| 27 | ミルクシスル | 肝機能サポート。 種子に含まれるシリマリンが特徴成分。 |
| 28 | ラズベリーリーフ | 女性のサポート、月経前後のケア。 「安産のハーブ」として知られる。 |
| 29 | リンデン | リラックス・安眠・発汗サポート。 優しい甘い香りでお子様にも親しみやすい。 |
| 30 | ローズヒップ | ビタミンCの宝庫。 美容・免疫サポートの定番。 爽やかな酸味が特徴。 |
同じハーブでも「葉」「花」「種子」「根」など使用部位によって作用が変わります。
また、妊娠中・授乳中・服薬中の方は使用に注意が必要なハーブも含まれます。
安全に使うためには、信頼できる書籍や専門家を通じて学ぶことをおすすめします。
アロマで使う精油12種類一覧
ハーバルセラピスト養成講座では、メディカルハーブ30種類と並行して、代表的な精油12種類も学びます。
精油は植物から抽出された揮発性の芳香成分で、芳香浴・トリートメント・スキンケアなど幅広く利用されます。
| No. | 精油名 | 主な作用・用途 |
|---|---|---|
| 1 | クラリセージ | リラックス・女性のゆらぎサポート。 深く落ち着いた香り。 |
| 2 | ゼラニウム | 肌のバランスケア・気分の調整。 フローラルでローズに似た香り。 |
| 3 | ティートリー | 抗菌・抗真菌・スキンケア。 クリアでシャープな香り。 |
| 4 | ネロリ | リラックス・スキンケア。 ビターオレンジの花から得られる希少な精油。 |
| 5 | ペパーミント | リフレッシュ・集中力・消化サポート。 清涼感のあるメントール香。 |
| 6 | ベルガモット | 気分のサポート・抗菌。 柑橘系で甘くフローラルな香り。 アールグレイの香り付け。 |
| 7 | ユーカリ | 呼吸器サポート・抗菌。 クリアで爽やかな香り。 花粉の季節にも人気。 |
| 8 | ラベンダー | リラックス・安眠・スキンケア。 最も汎用性が高く、アロマ入門の定番。 |
| 9 | レモングラス | リフレッシュ・虫よけ。 レモンに似た爽やかな香り。 |
| 10 | ローズ | 女性のサポート・スキンケア・気分。 希少で華やかな香り。 「花の女王」と呼ばれる。 |
| 11 | ローズマリー | 集中力・記憶・血流サポート。 シャープで清々しい香り。 |
| 12 | ローマンカモミール | リラックス・敏感肌ケア。 リンゴのような甘く優しい香り。 |
受講生から質問の多い人気のハーブ21種類
ハーバルセラピスト養成講座のカリキュラム30種類とは別に、当校の受講生からよくご質問をいただく人気のハーブを集めました。
スーパーやドラッグストアでも目にする身近なものから、健康食品としてよく話題に上るものまで含まれます。
これらの多くは、上位資格であるハーバルプラクティショナーのカリキュラムでも詳しく学びます。
| No. | ハーブ名 | 主な特徴・用途 |
|---|---|---|
| 1 | アンジェリカ | 女性のゆらぎサポート。 「天使のハーブ」とも呼ばれる伝統ハーブ。 |
| 2 | エゾウコギ | 滋養・疲労ケア。 ロシアや北海道で親しまれてきた強壮ハーブ。 |
| 3 | オリーブ | 葉は健康サポート、果実はオイルとして広く利用される。 地中海食の代表。 |
| 4 | ガーリック(ニンニク) | 料理・健康ハーブ両面で世界的に親しまれる。 |
| 5 | カイエンペッパー | 発汗・代謝サポート。 料理のスパイスとしてもおなじみ。 |
| 6 | コンフリー | かつて伝統的に利用されたが、現在は内服が推奨されないハーブ。 |
| 7 | サイリウム(オオバコ) | 食物繊維豊富。 お腹のすっきりサポートとして広く利用される。 |
| 8 | シナモン | 身体を温める代表的なスパイス兼ハーブ。 お菓子・飲料に幅広く使われる。 |
| 9 | センナ | 強い瀉下作用を持つハーブ。 医薬品成分にも指定されており、扱いに注意。 |
| 10 | 朝鮮人参(高麗人参) | 滋養強壮の代表。 アジアで2000年以上利用される伝統ハーブ。 |
| 11 | ティートリー | 抗菌・スキンケアで人気。 精油での利用が中心。 |
| 12 | バードック(ゴボウ) | デトックス・血液サポート。 日本では野菜として親しまれる。 |
| 13 | ヒース(ヘザー) | 美容・尿路ケア。 スコットランドの大地を彩るハーブ。 |
| 14 | ビターオレンジピール | 消化サポート・気分のサポート。 リキュールやアロマでも利用。 |
| 15 | フェネグリーク | 女性のサポート・滋養。 カレーのスパイスとしても用いられる種子。 |
| 16 | ヘンプ(麻の実) | 必須脂肪酸・植物性タンパク質の供給源として注目される。 |
| 17 | マカ | 滋養・ホルモンバランス。 アンデス原産のスーパーフード。 |
| 18 | ラベンダー | リラックス・抗菌・スキンケア。 ハーブ・精油ともに最も親しまれるひとつ。 |
| 19 | リコリス(甘草) | 強い甘味と粘膜保護作用。 漢方でも頻用される代表ハーブ。 |
| 20 | ルイボス | 抗酸化、ノンカフェイン。 妊娠中の方やお子様にも親しまれる。 |
| 21 | レモングラス | リフレッシュ・虫よけ・料理。 トムヤムクンなどアジア料理の必須ハーブ。 |
キッチンハーブ(料理用ハーブ)の主な種類
料理の香りづけ・彩り・臭み消しに使われる、家庭に身近なハーブの一覧です。
フレッシュでもドライでも活躍します。
- バジル──イタリア料理の定番。トマトと最高の相性。ジェノベーゼソースの主役。
- ローズマリー──肉料理・ポテトに。針葉樹のような爽やかな香りで記憶力サポートとしても有名。
- タイム──万能料理ハーブ。煮込み・スープ・魚料理に。抗菌作用が高い。
- オレガノ──ピザ・グラタンに。ドライにすると香りが増す。
- パセリ──料理の飾りから炒め物・スープの臭み消しまで幅広い。
- チャービル──アニスに似た甘い香り。フランス料理によく使われる。
- コリアンダー(パクチー)──葉がハーブ、種子がスパイスとして使われる。エスニック料理に必須。
- ディル──魚料理・ピクルスに。爽やかでほのかに甘い香り。
- チャイブ──ネギ科の細い葉。彩りと香り付けに。
- マジョラム──オレガノに似た香り。肉料理・トマト料理に。
ハーブの名前がわからないときの調べ方
「庭に生えているこの植物の名前は?」「ハーブティーに入っているこのハーブは?」と気になったときの調べ方をまとめました。
- 学名(ラテン語の学術名)で検索すると、和名表記のゆらぎに惑わされず正確な情報にたどり着けます。
- 植物図鑑・ハーブ専門書で写真と照合する。複数の角度・季節の写真があると判断しやすくなります。
- JAMHAの公式テキストには主要なメディカルハーブが写真付きで体系的に解説されています。
- JAMHA認定校の体験講座や授業に参加すると、実物のハーブを見て・香って・味わって確認できます。
- ハーブ専門店のスタッフに尋ねる。店頭で実物を見ながら教えてもらえる確実な方法。
ハーブの種類と特徴を体系的に学ぶ
ヴィーナースでは、本ページで紹介したメディカルハーブ30種類と精油12種類を、見て・香って・味わって学べる講座を開講しています。
JAMHA認定資格対策から、まずは気軽な体験講座まで。
よくある質問(ハーブの種類について)
Q. ハーブの種類はいくつありますか?
世界中で利用されているハーブは数千種類にのぼると言われています。
日本で広く流通し体系的に学ばれているメディカルハーブは約100種類前後、JAMHAハーバルセラピスト養成講座では代表的な30種類のメディカルハーブと12種類の精油を学びます。
Q. ハーブの名前がわからないときはどう調べたらいいですか?
学名で検索する、植物図鑑やハーブ専門書で写真と照合する、JAMHAの公式テキストで確認する、JAMHA認定校の講座で実物を見て香って確認する、といった方法が確実です。
Q. ハーブとスパイス・薬草はどう違いますか?
ハーブは主に葉や花を利用する香りのある植物、スパイスは種子・根・樹皮など強い香味を持つ植物の特定部位、薬草は薬効を主目的として利用する植物を指します。
ただし境界は明確ではなく、ひとつの植物が複数のカテゴリに属することもあります(たとえばフェンネルはハーブでもスパイスでも薬草でもあります)。
Q. ハーブと精油(アロマ)の違いは?
ハーブは植物そのもの(葉・花・根など)を利用するのに対し、精油は植物から芳香成分だけを抽出した濃縮されたオイルです。
同じラベンダーでも、ハーブティーとして飲む「ラベンダー(花)」と、香りを楽しむ「ラベンダー精油」では使い方も注意点も異なります。
